灰白はひじろ)” の例文
祭列を見るのは夜の十時頃です。海のやうに灯の点つた町を通るのでありながら、やはり夜のことですから、お稚児ちごさんの顔などは灰白はひじろく見えるだけです。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
吊橋つりばし灰白はひじろよ、つかれたる煉瓦れんぐわかべ
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
髪も頬髭ほひげ灰白はひじろ
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)