溝汁どぶじる)” の例文
古い城下の、しいえのきやタモの大木のある裏町には、星ぞらがともすればおおわれがちで、おけらがぶるぶると、溝汁どぶじるの暗い片かげに啼いていた。
(新字新仮名) / 室生犀星(著)