“溜間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たまりのま66.7%
ロビー33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十七歳のとき将軍家斉の女(文姫)をめとり、二十四歳で左近衛権少将、三十三歳で家を継ぐと、すぐ溜間たまりのま詰めとなって、幕政に参画するようになった。
新潮記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「今お噂の出た越中守様が、溜間たまりのま詰めとおなりなされた」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
溜間ロビーからすぐ昇降機で三階へ昇ると、自分で鍵をあけて住居の中へはいつて行くのを昇降機のボオイも見屆けてゐたといふのだつた。
ここへ配達にやつて來て、溜間ロビーに郵便物を置くとすぐ表へ出ましたが、途端に一臺の自動車が入口の正面に止まつたんです。