湯櫃ゆびつ)” の例文
此処の湯は大変ていへん熱い様で、一むねの中へ湯櫃ゆびつが幾つもあるので、向うへまた下駄を穿いてくと、着物を入れる棚があって、それからはしごを三段ばかり下りて這入るのです、心配なし、気が詰らず
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)