“湯呑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆのみ86.4%
ゆの11.9%
クルーシュカ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
間もなく又一人、前よりも美しい娘が入来って枕頭に水入の銀瓶と湯呑ゆのみとを置いて行くのであった。これも勿論もちろん小笠原流であった。
丹那山の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
ある日の朝、母親のルピック夫人が、いつものように、彼の湯呑ゆのみに葡萄酒をごうとすると、彼はこういった——
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
彼女は日本女を見ると珍しそうに目で笑い、だが何にも余計なことをいわず、頼まれただけの湯呑クルーシュカと急須とをゆっくり棚からとってくれた。
スモーリヌイに翻る赤旗 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)