“清貧”の読み方と例文
読み方割合
せいひん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔偉い坊さんたちが「清貧せいひん」の徳を説きましたが、それが深い教えであることを、こういう品物を通してもよく学ぶことが出来ます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
されば外見よそみには大分限だいぶげんごとくなれど、其實そのじつ清貧せいひんなることをそれがし觀察仕くわんさつつかまつりぬ。此人このひとこそ其身そのみをさまりてよくいへをさまれるにこそさふらはめ、かなら治績ちせきべくとぞんさふらふ
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「経済方面からも先口はないと断定出来る。中学校の校長さんだぜ。清貧せいひんきまっている。一人片付ければ可なり利くから、矢継ぎ早にもう一人って元気は出ない」
勝ち運負け運 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)