“海溝”の読み方と例文
読み方割合
かいこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また大陸塊の縁辺のちぎれの上に乗っかって前には深い海溝かいこうを控えているおかげで、地震や火山の多いことはまず世界じゅうの大概の地方にひけは取らないつもりである。
災難雑考 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「ここは一昨日出来上がったばかりのところなんですからね、それだからまださびしいのです。それにこの道は、これからご案内する海溝かいこう棚工事たなこうじのための専用道なんです」
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
どんどんどんどんタスカロラ海溝かいこうの北のはじをめがけて行くことを考えますと、もう一郎は顔がほてり、息もはあはあとなって、自分までがいっしょに空をけて行くような気持ちになって
風の又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)