“浮気者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うわきもの33.3%
うわきもん33.3%
コケット33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、この法師が浮気者うわきものであったとみえ、近頃ちかごろは同じ遊女仲間の一人に、心をうつして、しげしげ通っているといううわさが、お兼の耳に伝わって来た。お兼は、安からず、思っていた。
大力物語 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
人の事を浮気者うわきもんだなンぞッてののしッて置きながら、三日も経たないうちに、人の部屋へつかつか入ッて来て……人の袂なンぞつかまえて、はなしが有るだの、何だの
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
豊子さんは女学校在学中こそ控え目だったが、卒業してからはガラリと変った。自ら進んで交際に努力する傾向があった。何方どっちかというと、自信家にあり勝ちの浮気者コケットだった。
勝ち運負け運 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)