洩聞もれき)” の例文
紛紜いざこざの絶えなかった一頃の事情は、お島もこの頃姉の口などから洩聞もれきいたが、その鶴さんにも、いつか何処かで逢う機会があるような気がしていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
と、所好すきな貸本の講談を読みながら、梁山泊りょうざんぱく扈三娘こさんじょう、お孝が清葉をののしる、と洩聞もれきいて
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)