わりゃ)” の例文
殊にほかもん媒妁なこうどをするのと違って、此の名主が媒妁をするのだから、礼の一言ひとことも言わしなければならねえのに、何ういう訳でわりゃア拒むな
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
わりゃア何者? ……見ればまだ小娘! ……それなのに、妾の、頼母様のことを! ……」
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
かりそめにもぬしある人のものから艶書を持って来て返事をやるような文治と心得てるか、なんの為に文治の所へ来て居る、わりゃア畳の上じゃアしねねえから
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
わりゃア!」と姥が素早く認め、「その方は、おおおお、知っとる知っとる!」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
罪人「やい、わりゃア何者だ、死者狂いのおいらを何故なぜ止めるか、ふざけやアがると其の分には棄置すておかねえぞ」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
大きな土竜もぐらと思ったに、わりゃ筑紫権六だな! いつぞや大原の街道を、百地三太夫に逢い損ねブラブラ帰る夕暮れ時、藪畳やぶだたみから手下と共に、現われて出た追剥おいはぎの頭、それがやっぱり筑紫権六
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
わりゃア何か親はないかえ、われは天下の御法を破り、強請騙りを致すのをよも善い事とは心得まいがな、手前のような奴は、何を申し聞かせても馬の耳に念仏同様でやくに立たんから
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「や——わりゃア⁉」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
乙「おい/\そんな無理な事を云うなってば……女郎に熊ア連れて来られるもんか、何か仔細があるにちげえねえだ、わりゃ此処こゝに只鉄砲を向けて見張っているがい、おらア名主殿へ往って話してべえ」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
わりゃア?」
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)