水弄みずいじ)” の例文
「でも今日はまあ、何や彼や後片づけもございますし、あなたもおいでになった早々から水弄みずいじりも何でしょうからね……。」
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
水弄みずいじりをしていると、もう手先の冷え冷えする秋のころで、着物のまくれた白脛しろはぎ脇明わきあきのところから、寝熱ねぼてりのするようなはだに当る風が、何となく厭なような気持がした。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)