“水寨”の読み方と例文
読み方割合
すいさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、曹操は大いに歓んで、各部の大将に旨を伝え、自身もまた多くの旗下と共に水寨すいさいへ臨んで、その中にある旗艦に坐乗していた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
不日、青龍の牙旗をひるがえした船を見たまわば、即ち、われら降参の船なりとご覧ぜられ、水寨すいさいいしゆみを乱射するを止めたまわんことを。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それかあらぬかここ数日間、蜀の軍船は続々と長江を下り、江岸いたるところの敵を追ってはすぐそのあとに基地とする水寨すいさいを築いていた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)