“気絶”のいろいろな読み方と例文

旧字：氣絶

読み方	割合
きぜつ	80.0%
ひきつけ	12.0%
おち	4.0%
ひきつ	4.0%

きぜつ

味方を見た朝月は、いきなり気絶（きぜつ）した清兵衛の鎧（よろい）の胴（どう）をくわえ、明兵（みんぺい）をけちらして、まっしぐらに、城（しろ）の門へとかけこんでいった。

三両清兵衛と名馬朝月 (新字新仮名) ／ 安藤盛(著)

ひきつけ

御新造様のお話しでは、このあいだ尼寺でお前さんとお逢いなすった時、お前さんは気絶（ひきつけ）ッちまったというじゃアありませんか。

清心庵 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

おち

「オオ、オオ、待って呉れ（ウェイト・ミニッ）‼」と、弱音をあげたが、うんと締める壮太の力に、苦もなくそこへ気絶（おち）てしまった。

危し‼　潜水艦の秘密 (新字新仮名) ／ 山本周五郎(著)

ひきつ

「成程、成程、いずれその辺で、大慨気絶（ひきつ）けてしまうのでござろう。」

星女郎 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

“気絶”の意味

《名詞》
気絶（きぜつ）

一時的に気を失うこと。
(出典:Wiktionary)

“気絶（失神）”の解説

失神（しっしん、en: syncope）とは、大脳皮質全体あるいは脳幹の血流が瞬間的に遮断されることによっておこる一過性の瞬間的な意識消失発作である。気絶（きぜつ）、卒倒（そっとう）とも言う。
(出典:Wikipedia)

気	常用漢字 小１ 部首:⽓ 6画
絶	常用漢字 小５ 部首:⽷ 12画