“毒虫”のいろいろな読み方と例文
旧字:毒蟲
読み方割合
どくむし75.0%
どくちゅう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
草をむしれ、馬鈴薯じゃがいもを掘れ、貝を突け、で、焦げつくやうな炎天、よる毒蛇どくじゃきり毒虫どくむしもやの中を、むち打ち鞭打ち、こき使はれて、三月みつき半歳はんとし、一年と云ふうちには、大方死んで
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
カナダの国境附近の産になる若鹿わかしかの肉にアマゾン河にいる或る毒虫どくむし幼虫ようちゅう煮込にこみ、その上にジーイー会社で極超短波ごくちょうたんぱあびせかけて、電気燻製とし、空前絶後くうぜんぜつごの味をつけたものであって
大の男や頑強なるべき学生輩に至るまで、窓から太陽が射して来ようものなら、毒虫どくちゅうにでも襲われたように周章あわてて窓を閉ざして得意でいる。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)