“殺奔”の読み方と例文
読み方割合
さっぽん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると月明の野面のづらを黒々と一ぴょうの軍馬が殺奔さっぽんしてくる。白き戦袍ひたたれ白銀しろがねよろいは、趙雲にも覚えのある大将である。彼はわれをわすれて、こなたから手を振った。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とたんに、かれらは前面の森から殺奔さっぽんしくる、一個の巨獣きょじゅうを見た。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)