“殘金”の読み方と例文
新字:残金
読み方割合
ざんきん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
受出うけいだし候分は勘辨かんべん致し遣はし殘金ざんきんだけを返し候樣にと申せしに却てかれは盜人の惡名を付しなどとことほか立腹りつぷくして私しを切殺さんと刀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
この四郎右衞門は當年たうねん六十五歳の老人らうじんなり夫を是より三十五年のあひだ殘金ざんきん勘定かんぢやうかゝらばこれ何歳なんさいに至るぞや大岡殿おほをかどの仁心じんしんおもふべし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いださずんば牢舍らうしや申付んと申されける故是非なく三郎兵衞いへより五十兩取寄とりよせあはせて百五十兩出しければ大岡殿元利百五十兩四郎右衞門に請取うけとら殘金ざんきん七十兩は三十五ヶ年賦ねんぷいたつかはせ如何に三郎兵衞殘金は毎年金二兩宛四郎右衞門方へ屹度きつとわたすべしみぎ七十兩相濟あひすみ次第しだい四郎右衞門は相當の御仕置おんしおき仰付おほせつけらるべし町役人共四郎右衞門は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)