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ついで
ふりがな文庫
“
次
(
ついで
)” の例文
此の
辺
(
あたり
)
にかうよろしき人の住むらんを今まで聞えぬ事はあらじを、
此
(
こ
)
は都人の
三七
三つ山
詣
(
まうで
)
せし
次
(
ついで
)
に、海
愛
(
めづら
)
しくここに遊ぶらん。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
「古論」は「篇の
次
(
ついで
)
、斉魯論と同じからず」(同上)と言われる。よほど体裁の異なったものであったことは認めねばならぬ。
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
父蘭軒は前に書を茶山に寄せた時、何かの
次
(
ついで
)
に長が身上に説き及んで、
天癸
(
てんき
)
の新に至つたことを告げたのであらう。長は是年十四であつた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
奉修の事
終
(
お
)
へて帰るさ、
行脚
(
あんぎゃ
)
の
次
(
ついで
)
に此のあたりに立ちまはり給ひしが、此の仔細を聞き及ばれて
不憫
(
ふびん
)
の事とや
思
(
おぼ
)
されけむ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
天下の
広
(
ひろ
)
きには
珍奇
(
ちんき
)
なる事おほきものなりけり云云。是も
奇石
(
きせき
)
の一
類
(
るゐ
)
なれば筆の
次
(
ついで
)
にしるしつ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
おかしき男かなと思いてさまざまの事を問うに、極めて石を
愛
(
め
)
ずる癖ある
叟
(
おじ
)
にて、それよりそれと話の
次
(
ついで
)
に、平賀源内の明和年中大滝村の奥の方なる中津川にて
鉱
(
かね
)
を
採
(
と
)
りし事なども語り出でたり。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
わたくしは事の
次
(
ついで
)
に言つて置く。昔の漢医方時代には詩や
離騒
(
りさう
)
の動植を研究した書が多く出でた。我万葉集の動植の考証の如きも亦同じである。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
天下の
広
(
ひろ
)
きには
珍奇
(
ちんき
)
なる事おほきものなりけり云云。是も
奇石
(
きせき
)
の一
類
(
るゐ
)
なれば筆の
次
(
ついで
)
にしるしつ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
次
(
ついで
)
を以て我が知らぬ新しき事もやあらんと
装置
(
しかけ
)
をも一ト揃購ひぬ。
鼠頭魚釣り
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
「御内上様へ
次
(
ついで
)
に宜奉願上候。敬白。七月廿二日。
菅太中晋帥
(
くわんたいちゆうしんすゐ
)
。伊沢辞安様侍史。猶々妻も
自私
(
わたくしより
)
宜申上候へと
申托
(
まをしたくし
)
候。」
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“次”の意味
《名詞》
「つぎ」を参照。
(出典:Wiktionary)
次
常用漢字
小3
部首:⽋
6画
“次”を含む語句
次第
漸次
乱次
次序
途次
次郎
戸次
次高音
取次
次々
次中音
次元
宿次
御次
次郎左衛門
數次
次手
路次
野次
三次
...