“欅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けやき99.4%
クスキ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奥庭を覆うているけやきの新しい若葉の影が、湿った苔の上に揺れるのを眺めながら、私はよく父と小さい茶の炉を囲んだものであった。
性に眼覚める頃 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
ふとけやきぼんが原氏の目にとまつた。それは田舎の村長などの好きさうな鯛の恰好をしたもので二円三十銭といふ札が付いてゐた。
谷川士清の和訓栞「くぬぎ」の條に云く、神名式伊勢國度會郡に棒原神社見ゆ、こは棒字字書の義に違ひたればクスキ原にて訓もぬをすに誤りたる也社地今田邊郷淺管村に在り萬葉集に
卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)