“横撲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よこなぐ50.0%
よこな25.0%
よこなぐり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とたんに、兵庫の足が、だだだッと床を鳴らして、丑之助を追いつめ、片手の木剣は、丑之助の腰のあたりを、横撲よこなぐりに払った。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雪は小止みにはなったけれど嵐はいよいよ勢いを加え、横撲よこなぐりに襲って来る。寒気は文字通り凛冽りんれつである。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「馬鹿いえ、君たあ何か、」といいざまに横撲よこなぐりはたく手を、しっかと取ったが声も震えて
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)