“業平”の読み方と例文
読み方割合
なりひら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天蓋てんがいの下をのぞくと、だんなが業平なりひら、あっしが名古屋山左衛門さんざえもんていう美男子だからね。ときに、この尺八ゃどこへどう差すんですかい
業政は在五中将業平なりひらすえであり、智謀すぐれた人物で、七年このかた武田氏に攻められながら、好防善戦かたく守ってゆるがなかった。
一人ならじ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
わたくしが業平なりひらの方までまいりまして、その帰りに水戸様前からもう少しこっちへまいりますと、堤の上は薄暗くなって居りました。
半七捕物帳:19 お照の父 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)