“椀久”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わんきゅう66.7%
わんきう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四年ばかりも前に鴈治郎がんじろう新富座しんとみざ椀久わんきゅうを出した時に、私と哥津ちやんと保持やすもちさんが見にゆく約束をしました。
妾の会つた男の人人 (新字旧仮名) / 伊藤野枝(著)
芝居では椀久わんきゅうの嫁さんが結っており、三勝半七のお園の髪も確か鴛鴦だったと思います。
好きな髷のことなど (新字新仮名) / 上村松園(著)
山左衛門と伊十郎とは差向ひで、自分達の幼馴染の噂でもするやうな調子で、弁慶や椀久わんきうの話をしてゐたが、入つて来た客人の顔触を見ると、わざと慌てて蒲団を滑り下りた。