“栗陰”の読み方と例文
読み方割合
りついん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
錦里先生は茶山をし、蘇門の高士は栗陰りついんを斥したのである。服は服部だとして、服部栗陰の何人なるかは未だ考へない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
第八市野迷庵、第九余語古庵はす所が明白である。第十服都某は葌斎集の栗陰りついんか。第十一松崎某は茶山が其詩を賞してゐる。恐くは慊堂かうだうであらう。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
書中第四の「古庵」は余語よご氏、第五の「石田」は梧堂、第六の「服部」は栗陰りついんであらう。第七第八の「玄間兄弟」は屈平くつへいを学んだ人の二子であらうか。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)