“栄光の手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ハンド・オブ・グローリー50.0%
ハンド・オヴ・グローリー50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以前行われた時と同じ室に入って、鉄筐てつばこの中から、熊城が栄光の手ハンド・オブ・グローリーを取り出したとき、その指のふるえに、無量の恐怖を感じさせるものがあった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
並びに栄光の手ハンド・オブ・グローリー(絞首人のてのひらを酢漬けにして乾燥したもの)を、降矢木に譲り渡したる旨を告白せり。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
しなびた栄光の手ハンド・オヴ・グローリーの一本一本の指の上に、死体蝋燭ろうそくを差して、それが、懶気ものうげな音を立ててともりはじめた時の——あの物凄い幻像が、未だに弱い微かな光線となって
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)