“東片町”の読み方と例文
読み方割合
ひがしかたまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半蔵は他の二人ふたりの庄屋と共に、もっと京都の方の事実を確かめたいつもりで、東片町ひがしかたまちの屋敷に木曾福島の山村氏が家中衆をたずねた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その頃小金井こがねい東片町ひがしかたまちに住んでいました。始めは弓町ゆみちょうでしたが、家主が、「明地あきちがあるから」といって建ててくれたのです。弓町では二棟借りていました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
この男は佐々木与次郎ささきよじろうといって、専門学校を卒業して、今年また選科へはいったのだそうだ。東片町ひがしかたまちの五番地の広田ひろたといううちにいるから、遊びに来いと言う。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)