“李三”の読み方と例文
読み方割合
りさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
李三りさんを捕ッつかまえる。もし李三が分らなかったら公沙汰おもてざたにし、経略使のちゅうをあいてに訴訟するしかみちはありますまい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……この通り、逃げる途中で左の足首をくじいてしまい、李三りさんの早足には追ッつけねえので、野郎が中身のよろいだけを持って、先に泰安州へ行っちまったというわけだ……。アいた
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「金じゃあ売らぬ宝と聞いて、ちゅうの大旦那が李三りさんていう泥棒の名人にいいつけてお宅へ忍び込ませたのさ。俺アその手伝いとして張番にくッ付いていただけだ。おれが犯人じゃあねえよ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)