“朴直”の読み方と例文
読み方割合
ぼくちょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朴直ぼくちょく子路の方が、その単純極まる師への愛情の故であろうか、かえって孔子というものの大きな意味をつかみ得たようである。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
そういう誤解の例は、新しい作品を愛することはできないが、それが二十年もの歳月を経ると心から愛するような、朴直ぼくちょくな人々にしばしばある。
朴直ぼくちょくなひとに有りがちの単純さで、話すうちにおたかはまた庄吉への同情を激しくそそられたらしい、口ぶりにも顔つきもさっきのうちとけた色はなくなって
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)