“本馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほんま80.0%
ほんうま20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「乗かけ」というのは乗掛馬のこと、本馬ほんまならば三十六貫の荷を負わせるところを、荷を二十貫に減じ、一人これに乗るの謂である。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
本馬ほんま六十三文、軽尻からじり四十文、人足四十二文、これは馬籠から隣宿美濃みの落合おちあいまでの駄賃だちんとして、半蔵が毎日のように問屋場の前で聞く声である。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
荷馬には本馬ほんうまとカラしりと二種あった。カラ尻は本馬の半分の量目の荷だけ附け、尻の方はカラになってる、そこへ人が一人乗られるのである。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)