“木麻黄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もくまわう50.0%
フイラオス50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早い朝食が済んで、また自動車に乗り、南部仏印での古都である、ユヱへの街を指して、一行はつて行つた。木麻黄もくまわうの並木路をかして、運河ぞひの苫屋とまやからも、のんびりと炊煙があがつてゐた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
小さな黒奴くろんぼ女のさざめき……夜になれば、私の夢の伴奏をしようとて、音楽的な木立こだちどもが、憂鬱な木麻黄フイラオスが、物悲しい歌をうたふ! さうだ、たしかに、私の欲しい飾りはあそこにあるのだ。