“木曾駒”の読み方と例文
新字:木曽駒
読み方割合
きそごま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞いてみれば、博労はひいている馬に高瀬の薬を添え、それを木曾駒きそごまの証拠として、ほかの買い手へ売り渡す時に用いるとか。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
木曾駒きそごまか、奥州駒おうしゅうごまか、あるいは九州の産のものか、どうも見当が附かない。
街道には、毛付けづけ(木曾福島に立つ馬市)から帰って来る百姓、木曾駒きそごまをひき連れた博労ばくろうなぞがかさ合羽かっぱで、本陣の門前を通り過ぎつつある。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)