“朗吟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうぎん60.0%
らうぎん20.0%
ろうざん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
案内人は早速庭石や古道具の名前を朗吟ろうぎんし始めたが、例によって見せるよりは通り抜けるのが目的だから、舟形の松と、昔塔の上にあったという鳳凰ほうおうの像ぐらいしか頭脳あたまに残っていない。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
其他そのたには薩摩琵琶歌さつまびはうただの漢詩朗吟らうぎんなぞも存在しているが、此れも同じく色彩の極めて単純な日本特有の背景と一致した場合、初歩期の単調が、ある粗朴そぼくな悲哀の美感をもよほさせるばかりである。
黄昏の地中海 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
女はそこで低い声で朗吟ろうざんした。
阿英 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)