“月寒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つきさっぷ60.0%
つきさつぷ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
札幌の場末の街、豊平とよひらを出た無蓋二輪の馬車が、北を指して走っている砂利道を、月寒つきさっぷの部落に向けてがたごとと動いて行った。
喫煙癖 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
月寒つきさっぷの牧場へ行ったら、羊がみんな此方こっちを向いて珍しそうにまじまじと人の顔を見た。羊は朝から晩まで草を食うことより外に用がないように見える。
札幌まで (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
第七師團第二十五聯隊の兵營所在地なる月寒つきさつぷは、この橋を渡つて、約一里のところにある。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
月寒つきさつぷにゐたらしい——」
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)