“書置”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かきおき90.0%
かきお10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
買取かひとりるに同じく漏居もれゐければ十兵衞不審いぶかりながら立歸りしが其夜に至り子息せがれ庄左衞門逐電ちくでんせし事を始て聞知り切齒はがみを爲て怒り歎きしが夜中に書置かきおき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
その事に就きまして、主人に書置かきおきも致しましたやうな次第で、既に覚悟をきはめましたきはまで、心懸こころがかりと申すのは、唯そればかりなので御座いました。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そののちしばらくするとわたしたちは落ち着いた。で、ベルグヌーは、いよいよ死ぬなら、そのまえにわれわれは書置かきおきをのこして行こうと言った。