“曳出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひきだ77.1%
ひきだし20.0%
ひきい2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからラムプをグッと大きくして、押入の端の小箪笥の曳出ひきだしから黄木綿きもめんの財布を引っぱり出して、十円のお釣銭つりを出してやった。
骸骨の黒穂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それから鏡台の一番下の曳出ひきだしに詰まっているスキ毛を掴み出して元結もとゆいで頭にククリ付けた。その上から手拭を冠って今一度鏡を覗いてみた。
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
黄昏の頃油揚坂より続々として曳出ひきいだす、馬車、腕車数十輛、失望、不平、癇癪かんしゃくなどいう不快なる熟字を載せたるは、これ貴婦人の帰途かえるさにて、むだになりたる百余俵の施与米を荷車に積みて逆戻り
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)