“暦応”の読み方と例文
読み方割合
りゃくおう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その地域をあてて、寺名も北朝年号をそのまま「暦応りゃくおう禅寺」となし、国師に、その開基かいきとなってもらいたいというのが、尊氏の希望であった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後諸国行脚あんぎゃもしたが、大体は為世の門に学んだ都住みの歌僧で、為世の薨じた暦応りゃくおう元年(延元四年)は五十歳であるが、師の亡き後は京都歌壇の元老であった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)