“時艱”の読み方と例文
読み方割合
じかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然(しか)れども人情の表裏を察し、大勢の機微を射り、立談の際に、天下の時艱(じかん)を済(すく)うの大作用に至りては、未(いま)だ彼に許さざるものあるが如し。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
時艱(じかん)に耐うる天質のいとど薄い蜀帝をして、この安逸へ歓楽へと誘導するに努めていたものが、黄皓(こうこう)などの宦臣(かんしん)の一群であったことはいうまでもない。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは藩主にして、彼は世臣(せいしん)の相違はあれども、薩長二藩の関原以来蓄積したる活力を擢揮(てっき)し、大勢の趨向(すうこう)を指点(してん)し、時艱(じかん)を済(すく)うの人物を鼓動したるは、実に二人先導の功に帰せざるを得ず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)