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昨
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きそ
ふりがな文庫
“
昨
(
きそ
)” の例文
此の隣なる家の
主
(
あるじ
)
なりしが、
一二九
過活
(
わたらひ
)
のため
京
(
みやこ
)
に七とせまでありて、
昨
(
きそ
)
の夜帰りまゐりしに、既に
荒廃
(
あれすさ
)
みて人も住ひ侍らず。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
この原や
草深百合
(
くさぶかゆり
)
の草ぶかに匂ひこもらひ
昨
(
きそ
)
はありにし (沢柳先生を憶ひて)
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
傴僂
(
くぐせ
)
に似たる「
昨
(
きそ
)
」の日は過ぎゆく「時」の杖に
縋
(
すが
)
り
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
昨
(
きそ
)
の朝七日七夜を
晶子詩篇全集拾遺
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
とめと
慕
(
しの
)
ばるる 尼のみ寺の みほとけや 幾世へにけむ 玉の手の 光りふふみて
幽
(
かそ
)
けくも
微笑
(
ゑま
)
せたまへる
頬
(
ほ
)
にふれつ 朝な夕なに
念
(
おも
)
はすは
昨
(
きそ
)
の嘆きか うつし世の 常なき
愁
(
うれひ
)
か 頬にふるる 指のあはひに 春ならば くれなゐの
薔薇
(
ばら
)
秋日には
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
▼ もっと見る
果敢なしといふもはかなし声立てて
訴
(
うた
)
へ泣きてし
昨
(
きそ
)
にしも似ね
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
あをじろみたる
昨
(
きそ
)
のかげ。
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
よその女のぢつと見し
昨
(
きそ
)
の眼つきか、金茶の眼
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
あな
哀
(
あは
)
れ、
昨
(
きそ
)
の日も
銅
(
あかがね
)
のなやみかかりき。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
雲
(
くも
)
はただ
昨
(
きそ
)
のごと
紅
(
くれなゐ
)
の色にただるる。
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ひとすぢの
昨
(
きそ
)
のほめきに
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
国を去り、
昨
(
きそ
)
にわかれて
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
昨
常用漢字
小4
部首:⽇
9画
“昨”を含む語句
昨夜
昨日
一昨日
一昨年
昨晩
一昨夜
昨夕
昨年
昨宵
一昨々日
一昨々年
再昨日
昨今
昨日今日
一昨昨日
昨秋
昨曉
昨夜来
先一昨年
昨夢
...