“日本室”の読み方と例文
読み方割合
にほんま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
控え室は十畳ばかり敷ける日本室にほんまであった。糺の知合いの医員を、お庄も湯島時代から知っていた。そして一緒に茶を呑んだり、菓子を摘んだりした。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
讓は日本室にほんまのようになった畳を敷き障子しょうじを締めてあった玄関のある方へ往くつもりで、廊下を左の方へ走るように歩いた。間接照明をしたようなぼうとした光が廊下に流れていた。
蟇の血 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)