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斯
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こん
ふりがな文庫
“
斯
(
こん
)” の例文
ふつと
斯
(
こん
)
な事が胸に浮んだ。今日に限つて特別に阿母さんの
身体
(
からだ
)
が鉄色の
銚子縮
(
てうしちヾみ
)
の
単衣
(
ひとへ
)
の下に、ほつそりと、白い
骨
(
ほね
)
計りに見えた様な気がする。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
龜「へい雲助をしていやしたが、ろくな酒も飲めねえから太く短くやッつけろと、今では
斯
(
こん
)
な事をしておりやす」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わたし
)
は六十になるが
斯
(
こん
)
な
立派
(
りつぱ
)
な
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
を
見
(
み
)
たことはない。
來年
(
らいねん
)
はこれよりも
美
(
うつ
)
くしい
初日
(
はつひ
)
の
出
(
で
)
を
拜
(
をが
)
みたいものだ。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
然るに近来は警察の方針が全く違つて来て、あゝ云ふ性質の者はどし/\圧迫して止まぬから、侠客は益〻窮境に居るが、自分は
斯
(
こん
)
なに苦める結果は何様変形するかと危み思ふ。
侠客の種類
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
汝
(
われ
)
と違ってお
義理堅
(
ぎりがて
)
え殿さまで、
往
(
ゆ
)
く
処
(
とこ
)
のねえ者を一人で出て
往
(
い
)
くと仰しゃるは、己がへの義理で仰しゃるだ、憎くて置かれねえ奴だが、此の旦那さまも
斯
(
こん
)
なにお
義理堅
(
ぎりがて
)
えから
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
斯
漢検準1級
部首:⽄
12画
“斯”を含む語句
斯様
僂麻質斯
斯々
如斯
螽斯
波斯
莫斯科
斯樣
斯道
窒扶斯
腸窒扶斯
瓦斯
瓦斯灯
斯般
瓦斯暖炉
俄羅斯
斯如
水素瓦斯
瓦斯燈
毒瓦斯
...