“莫斯科”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
モスクワ27.3%
モスコオ27.3%
モスコー18.2%
モスコウ9.1%
もすくわ9.1%
モスカウ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少くも莫斯科モスクワ以東の地を独逸勢力の東漸から独立させたい希望のあることは明かですが、これは日本軍が自衛の範囲を越えて露西亜の護衛兵となるのですから
何故の出兵か (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
あと四十円は莫斯科モスコオで一等の切符とかへる時に出すのだと云ふ事である。男の席はあると云ふので斎藤氏は二等車の寝台券を買つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
いつだつたか、莫斯科モスコーの芸術座の近くでゴリキイが料理屋に入つてゐると、崇拝者の多くがその姿を見つけてぞろ/\店先にたかつて来た。それを見たゴリキイは例の放浪性を発揮して
莫斯科モスコウから伯林ベルリンへ飛行機で飛ぶべく、毎日その返電を待っている。一同いっしょになってやきもきしているが、まだ来ない。
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
其れは明治三十九年露西亜の帰途かえりだった。七月下旬、莫斯科もすくわを立って、イルクツクで東清鉄道の客車に乗換え、莫斯科を立って十日目とおかめにチタを過ぎた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
これは莫斯科モスカウの出来事で、レニンなどが主になつてああいふことをやつた。
日本大地震 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)