“料物”の読み方と例文
読み方割合
しろもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「乙姫様か弁天様か素晴らしい料物しろものでございました。しかしああいう別嬪になると私どもの手には入りませぬので」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「素晴らしく大事な料物しろものでな。……それだけに六波羅の探題様にとっては、手に入れたい品物なのじゃ」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「これはい物が目つかった。養女として屋敷へ入れ、二三カ月磨いたら、飛び付くような料物しろものになろう。将軍家は好色漢、食指を動かすに相違ない。そこを目掛けて取り入ってやろう」
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)