“撥釣瓶”の読み方と例文
読み方割合
はねつるべ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度撥釣瓶はねつるべの樣な仕掛けで、大石を敵の軍中へ撥飛ばすのであります。これは宋・元・明の後代までも使用されて居ります。
東洋人の発明 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
痩せこけて背のひょろ長いミチャイ小父が轅馬の背中へ這いあがったが、その恰好はまるで村の鐘楼しょうろうか、否それよりも、井戸の撥釣瓶はねつるべそっくりだった。
東屋あずまやたるき、縁側の手摺、笊、花生け、雨樋から撥釣瓶はねつるべにいたる迄、いずれも竹で出来ている。家内ではある種の工作物を形づくり、台所ではある種の器具となる。