“摩西”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もうぜ25.0%
モセス25.0%
モーゼ25.0%
モーゼス25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海原をつくり、焔の山をつくり、摩西もうぜをつくり、鯨の背骨をつくつた大自然の手は、ここに又春日の森を造つてゐる。杉は暁方の心あがりに、天にも伸びよと、丈高く作つたものらしい。
森の声 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
此數多き預言者は、一つとして同じ人の石もて刻める摩西モセスに劣ることなし。何等の魁偉くわいゐなる人物ぞ。堂に入るものゝ心目は先づこれがために奪はるゝなり。
其身其心に随うて彼山を越ゆることが出来るや否や、疑問である。或は翁は摩西モーゼの如く、はるか迦南カナンを望むことを許されて、入ることを許されずに終るかも知れぬ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
陸上では舊約全書にある出埃及記に見ゆるやうな摩西モーゼスの樣な人物でなくてはならず、普通世に流布するモハメツトの傳記に於て見るやうな、モハメツトのやうな人物でなくてはなりません。
金剛智三蔵と将軍米准那 (旧字旧仮名) / 榊亮三郎(著)