および)” の例文
かの日のゆうべ、山の端に見たおもかげびと——。乳のあたりと、膝元とにある手——そのおよび、白玉の指。姫は、起き直った。天井の光りの輪が、元のままに、ただほのかに、事もなく揺れて居た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
何聴かむこの日のうちぞおよびりあてゆく針のくも短かき
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
じふおよびは椅子の下、ぱたりぱたりとたたきますれば
さかしきおよびもて、われ縒りぬ。
春蘭のかをる葉叢はむらおよび入れかたちある花にひた触れむとす
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
乳のあたりと膝元とにある手——そのおよび、白玉のおよび
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
じふおよびは腰骨の上、ピクリピクリと痙攣いたし
および触り冬は頼めし明笛の竹紙ちくしのつよき張りぞひびらぐ
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
調べ佳き合唱を、およびもて指揮するを喜んだ