投縄なげなわ)” の例文
十合とも太刀打ちせずに潘璋は逃げはしった。追いまくって密林の小道へ迫りかけた時、四方の巨木から乱離らんりとしてかぎのついた投縄なげなわ分銅ふんどうが降った。関羽の駒はまた何物かに脚をからまれていなないた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)