“懐抱”のいろいろな読み方と例文
旧字:懷抱
読み方割合
かいほう50.0%
くはいはう25.0%
くゎいはう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
懐抱かいほうを洩らし、途上あるいは史を詠じ、あるいは文天祥正気の歌に和し、七月九日直ちに江戸町奉行所に送られたり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
僕は東京と田舎ゐなかとを兼ねたる文明的混血児なれども、東京人たる鹿島さんには聖賢相親しむの情——或は狐狸こり相親しむの情を懐抱くはいはうせざるあたはざるものなり。
田端人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
むかし/\しきりにおもふ慈母の恩慈母の懐抱くゎいはう別に春あり
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)