“憧々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうしょう66.7%
どうどう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大艦を打造うちつくり、船軍を習練し、東北にしては蝦夷えぞ唐太からふと、西南にしては流叫りゅうきゅう対馬つしま憧々しょうしょうと往来し、虚日あることなく、通漕捕鯨し、以て操舟を習い海勢をさとり、しかる後往きて朝鮮
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
彼多年露国の域中に住し、しかして久しくその厚遇をこうむれり。しかして今や露国の密使は憧々しょうしょうとしてその都城たるカブールに往来せり。その燕遊えんゆう一日の交情にあらざるもって知るべし。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
起きて居るのは、例の沙漠先生と、憧々どうどうたる俺ばかりさ。突如、ザーと飛瀑の音を聞き得たり。何と思ふつて、小便の音さ。しかしそー笑ふ勿れだ。此の時程俺は、美くしう感じた事は無かつたよ。
俺の記 (新字旧仮名) / 尾崎放哉(著)