“惨死”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ざんし76.9%
さんし15.4%
やら7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれから僅か十日余りの間に、国技館の活劇、風船男の惨死ざんし、斎藤老人殺し、畑柳夫人の家出と、事件は目まぐるしく発展しました。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
三年、重慶の大竹善慶里たいちくぜんけいりに至りたもう。このとしもしくは前年の事なるべし、帝金陵きんりょうの諸臣惨死さんしの事を聞きたまい、泫然げんぜんとして泣きて曰く、我罪を神明にたり、諸人皆我がためにするなりと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
これの親爺おやぢはもと矢張り此所の造船場でわつしの組下にをりやして、百六番船の試運転の時に惨死やられやしたもんで、十二の時からわつしが引き取つて仕込んだんでごわす。
煤煙の匂ひ (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)