“忍耐力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こらえじょう50.0%
こらへじやう25.0%
にんたいりょく25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度お種も女の役の済むという年頃で、多羞はずかしい娘の時に差して来た潮が最早身体から引去りつつある。彼女は若い時のような忍耐力こらえじょうが無くなった。心細くばかりあった。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
丑松はこの細君の気の短い、忍耐力こらへじやうの無い、愚痴なところも感じ易いところもすべ外部そと露出あらはれて居るやうな——まあ、四十女にくある性質をて取つた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ぼくらは年長者だから自分の運命に対してあきらめもつく、また気長く救いを待つ忍耐力にんたいりょくもある、だがあのちいさい子たちは、家にいると両親のひざにもたれる年ごろだ。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)