御驕おおご)” の例文
夜具のそでに首を突込つっこんで居たりけりさ、今の世の勝頼かつよりさま、チト御驕おおごりなされ、アハヽヽと笑いころげて其儘そのまま坐敷ざしきをすべりいでしが、跡はかえっいやさびしく、今の話にいとゞ恋しさまさりて
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)