“御参”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ござん62.5%
ごさん25.0%
おまいり12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御参ござんなれやと大吉が例の額ににらんでとうから吹っ込ませたる浅草市羽子板ねだらせたを胸三寸の道具に数え
かくれんぼ (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
一度は胴震いするほどに驚かされたが、好き敵御参ごさんという自負心は高鳴りをして、久しく鬱屈していた勇気が十倍の勢いで反抗してきました。
そこへ御参おまいりをするには、どんなにあしの達者なものでも途中で一晩明かさなければならないので、森本も仕方なしに五合目あたりで焚火たきびをして夜の寒さをしのいでいると、下かられいの響が聞えて来たから
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)